塗り薬!フィナステリド外用薬(ローション)の効果と副作用
フィナステリドの塗り薬(外用薬・ローション)とは
「フィナステリドの内服薬って副作用が心配だから避けてしまう」
「フィナステリドの外用薬があれば使うのになぁー」
「何言ってんのあるよ!」
「えっ!あるの?」
「あるよ」
「効果とか副作用とかどうよ?」
「内服薬とのちがいはどうよ?」
「ではでは、説明してみるよ」
フィナステリドとは
男性型脱毛症(AGA)治療薬の有効成分です。
毛乳頭細胞の中にある酵素5α-リラクターゼの働きを阻害することで、男性ホルモン(テストステロン)が脱毛症の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化するのを抑えて、髪の毛が薄くなるのを防ぎます。
フィナステリド外用薬って何?
フィナステリド外用薬とはAGA治療に用いられる成分フィナステリドを内服薬ではなく外用薬に配合したものです。
フィナステリドの内服薬と外用薬の比較
・内服薬は体の中からアプローチ、外用薬は外からのアプローチします
・内服薬と外用薬の効き目はほとんど変わらない
・副作用のリスクは外用薬の方が低い
・価格は外用薬が高い!
フィナステリドの作用
内服薬も外用薬もどちらも主な効果はDHT(ジヒドロテストステロン)の抑制して
抜け毛を減らします。
フィナステリドは抜けなかった髪を育毛し寿命を伸ばす効果があります。
フィナステリド内服薬と外用薬どちらが効果的か?
ミノキシジルで言えば外用薬より内服薬の方が効き目があります。
これは内服薬はミノキシジルの成分が血液にのって体に運ばれるので外用薬よりも浸透力が良いからです。
そう考えればフィナステリドも当然、内服薬が良いはずなのですが
興味ある臨床試験が発表されていますので下をご覧ください
フィナステリド外用薬の臨床試験結果
スイスの研究グループの発表でフィナステリド外用薬がDHT(ジヒドロテストステロン)阻害に内服と同等の効果があるという試験結果が出ています。
試験内容
・1週間フィナステリドのローション(0.25%)を塗布した男性
・1週間フィナステリドの錠剤(1mg)を服用した男性 この2つの頭皮と血清のジヒドロテストステロン(DHT)濃度で比較
※血清とは:血液が凝固した時、上澄みにできる液体のこと
フィナステリドローション試験結果
頭皮のDHT
・ローション-70%
・錠剤-51%
のDHT濃度を下げる
血清のDHT
・ローション-67%~-80%
・錠剤-51%~-76%
のDHT濃度を下げる
上記の数値を見て分るように頭皮、血清ともに錠剤よりも外用薬(ローション)の方がDHT濃度が下がる結果になっています。
数値結果からフィナステリドのローションは錠剤よりもDHT抑制に効果がある可能性があります。
とはいえ、この臨床試験は小規模なもので、フィナステリド外用薬の臨床試験ほぼされているわけではないのでエビデンス(科学的根拠)としては弱いです。
しかしTwitterでAGAクリニックから購入したフィナステリド外用薬を使用されている効果が出ている方もおられるので効果はそれなりにあると考えられます。
注)錠剤はつむじや前頭部全体的に効果的ですが、ローションは塗った部分だけの効果になります。
限られた部分ならローションでも良いでしょう。
範囲が広いと結構な量を使用するので、お金もかかります。
フィナステリド錠剤の副作用が気になる方にはローション使用も良いと思います。
フィナステリド外用薬の副作用
フィナステリド外用薬の副作用は内服薬と違って男性器への副作用はほぼないと言われています。(内服薬も臨床試験で副作用の発現率は低いです)
外用薬の副作用としては塗った部分が痒くなる、炎症など軽度なものが多いです。
➡フィナステリド内服薬の副作用について
フィナステリド外用薬はどこで購入できるのか
フィナステリド自体楽天やAmazon、ドラックストアで販売されていません
購入できる場所
・AGAクリニックを受診して購入する
・個人輸入で購入する
の2点です
個人輸入で購入される場合は使用され副作用がでても自己責任になります。
フィナステリド外用薬にはどうなものがあるのか?
フィナステリド外用薬は商品自体多くなく
今、現在私が知る限り1点しかありません
価格2,200円:内容量60ml:約1か月分
男性用です。女性は使用できません。
プロペシアと同じ有効成分のフィナステリドを0.25%含有した育毛剤です。
リグロースラボFIN25使い方
使用は朝、夜2回、各2回プッシュ
プッシュ後指の腹で優しく伸ばす
ミノキシジル外用薬と併用する際の使い方
1つ目を塗布し約10分間待つ、その後2つ目を塗布
基本、順番はありませんがミノキシジルを最初に使用されることを推奨されています。
使用後4時間は髪を洗わないようにして下さい。
成分をじっくり頭皮に浸透させるためです。
フィナステリド外用薬のまとめ
・内服薬よりも副作用のリスクが低い
・効果は同等の効果があるようです
・購入はAGAクリニックまたは個人輸入
・商品自体種類が少ない
AGAで悩んでいる方に必ず確認してほしい情報