フィナステリド、ミノキシジルを使う前にAGAについて知っておきたい事
フィナステリド・ミノキシジルを使う前に知っておきたいAGAについて
AGAって何?
AGAとは男性型脱毛症といい男性特有の脱毛症になります。
日本人男性のハゲの方9割以上はAGAが原因でハゲになっています。
AGA発病の原因
AGA発症の原因はほぼ100%遺伝によるホルモンの関係になります。
AGAの遺伝子が強ければ強いほどほど若い年齢から髪の毛は薄くなり
逆にAGAの遺伝を持たない場合はAGAは発症しません。
しかし、日本人男性の3人に1人は生涯AGAが発症すると言われています。
AGAの発症年齢率は
20代 6%
30代 12%
40代 32%
50代 44%
60代 51%
70代 61%
多くは40代ぐらいから発症しハゲていきますが、
早い人で少数ですが20代から発症する方もおられます。
AGAが発症するとこうなる
①まず抜け毛が増えます
正常、1日の抜け毛の本数は50-100本
AGAが発症すると1日に通常の3.4倍の200-300本以上
が抜けていきます
②髪の成長が悪くなる
毛根が徐々に小さくなり発毛しても弱く細い髪になります
①②を繰り返されることでヘアサイクルが短くなり髪が生えても成長しきれない状態ですぐに抜け、新毛が徐々に目視できない30㍈ぐらいの細さになりハゲていきます。
AGA発症進行イメージ(短期間で)
抜ける➡生える➡抜ける➡生える➡抜ける➡繰り返し毛根のミニチュア化
ヘアサイクル
正常時には2~6年 AGAが発症すると1年前後で髪が抜けていくようになります。
AGAの発症原因はこれ
男性にはみなさん男性ホルモンのテストステロンが分泌されています。
それが血液にのって頭皮に運ばれ頭皮にある還元酵素5αリラクターゼと結合します。
結合するとそれが脱毛ホルモンのジヒドロテストステロンに変換され毛母細胞に悪影響を与えAGAが発症し抜け毛が増え、髪の成長を阻害します。
これがAGA発症の原因になります。
※AGAは遺伝だと前にも言いましたが遺伝が強いのが5αリラクターゼです。
AGA遺伝子が強ければ強いほど5αリラクターゼの分泌量(活性)が上がりジヒドロテストステロンと結合する数も増えていきます。
AGAセルフチェック
最初にも書きましたが9割以上がAGAなのでほぼAGAですが
AGAの特徴(自宅でできるAGAセルフチェック)
ハゲ方チェック
・生え際の両端が薄くなるM字ハゲ
・頭頂部が薄くなるつむじハゲ
・前頭部が薄くなるU字ハゲ
抜け毛チェック
・100本以上の抜け毛が何日も続く
・抜け毛の先端が尖っている
・先端が尖っている細くて短い
遺伝チェック
・母方の祖父がAGAである
この項目が1つでもあればAGAの疑いがあります。
正しく知りたい方はAGAクリニック等に受診することをおススメします。
ではAGAの治療方法はあるのか?
今はAGAの発症原因は分っています。
そして、その原因を排除するAGA治療法も確立しています
医師も認める(科学的根拠がある)AGA治療方法
AGA治療薬
この2つはAGAの症状である抜け毛が増える、髪の成長を悪くするに効果があります。
①フィナステリド(内服薬)
フィナステリドはAGAの原因5αリラクターゼを阻害しジヒドロテストステロンの発生を防止し抜け毛を抑えます。ゆっくりですが発毛効果もあります。
フィナステリド内服薬に抵抗がある方は
フィナステリドと同じ作用があると言われているノコギリヤシのサプリを
臨床試験では効果があるないと2分しているので何とも微妙ですが
もし効果があったとしても治療薬よりは効果が半分以下です
②ミノキシジル(外用薬)
ミノキシジルは毛母細胞の活性を上げ細胞分裂活発にし発毛、発毛スピードを上げます。
フィナステリドだけでも発毛効果はあるがゆっくり(年単位)なのでミノキシジルでアクセルをかけ発毛スピードをアップさせます。
この2つのAGA治療薬はたくさんの臨床試験により発毛効果が実証されていて
科学的根拠が証明されています。
日本皮膚学科学会発表の【男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン】でも
AGA治療での推奨度A「行うことを強く勧める」に評価されています。
AGAクリニックでのほぼ処方されています。
ガイドラインでも分るように今、現在AGA治療において
医学的にフィナステリド、ミノキシジルより効果がある治療法はありません。
まとめ
・AGAの原因は、ほぼ遺伝
・薄毛の日本人男性9割はAGA
・発症は40代から急激に上がる
・AGA治療は薬
AGAで悩んでいる方に必ず確認してほしい情報